【楽曲紹介】Split endの「ロストシー」を久しぶり聴いたらとても「夏」を感じられた話。

【楽曲紹介】Split endの「ロストシー」を久しぶり聴いたらとても「夏」を感じられた話。

🎉音楽

🖊️池ちゃん

皆さんこんばんは。いかがお過ごしでしょうか。池ちゃんです。今年の抱負はこのブログを沢山更新する事だと決めたので、今日も記事をしっかりと書いていこうと思います。私は小説を書きますが、歴として長いのは楽曲制作──つまりは音楽を作る事です。そして、言うまでもなく音楽を聴くのもとても好きです。元々音文学というWebメディアを去年は頑張っていたのですが、よりニッチな楽曲紹介の記事はこちらで書こうと思います。

そして、今回紹介するのが私が個人的に長らく推しているバンド──Split endの名曲、ロストシーです。この曲を聴かないと夏が始まらないぜ、といった個人的名盤なので、こちらを紹介していこうと思います。

Split end──ロストシー

まずは、ロストシーのミュージックビデオをご覧ください。

はい、お届けしたのはSplit endでロストシーでした。ラジオ風に紹介したかったので、文章を付け足してみました。ここから、がっつり感想や解説をしていこうと思います。

クリーントーンからクランチへの切り替え

まず、目を見張るのはイントロのクリーントーンから適度に歪んだサウンドへと変化するギターではないでしょうか。クリーンで、切ない曲調を予測しているにも関わらず、次の小節ではがっつり歪んだギターとドラム高音域が綺麗に混ざり合っています。

ジャンルとしてはオルタナティブ・ロックといったところでしょうか。公式サイトのYouTubeの説明欄にも「奈良県発オルタナティブバンド」と記載があります。自他共に認める型に嵌らない音楽を作り続けている姿勢には感服します。

ちなみにSplit endは他楽曲でも同様のニュアンスを出していますが、いくつかの楽曲はシューゲイザー的アプローチもしているので、もしシューゲイザーがお好きな方は他の楽曲も漁ってみてください。もっとも、オルタナティブ・ロックの1ジャンルがシューゲイザーなので、バンドの方向性としては同じものとなります。

線香花火が似合う楽曲

ロストシーを初めて聴いた時、真っ先に思い浮かんだのが線香花火でした。線香花火のような切なく、儚い夏の思い出をギュッと凝縮したようなサウンドだなと思い、心を奪われました。

海が見えるここで さよならをした
海が枯れる頃に 君に会いに行く
引用元:こちら

上記の歌詞からくるニュアンスだと思っています。海が枯れることなんて、人間が生きている間にくる訳がない。命が点いて、燃え尽きるまでに二度と会える事ができない。それはまるで、線香花火みたいに、一期一会で、とても短く儚い。

この二行の歌詞から上記のような情景を思い浮かべる事ができました。切ないけど、良曲だと思います。因みにミュージックビデオの最後の方にも線香花火が出てきます。初めて聴いた時、線香花火みたいだと思い、ミュージックビデオの終盤に線香花火が出てきて、感覚が同じだ!と少し感動した記憶があります。

絶妙にノレない変拍子的アプローチ

Aメロの絶妙にノレない感じの雰囲気を感じ取ってもらいましたでしょうか。数えてみると、8拍、4拍を繰り返しているので長めのワンフレーズの後に短めのワンフレーズ。といった感じになる訳です。

この巧妙なトリックがかえって「ロストシー」のアイデンティティになっているなと思います。この曲の顔となるのは勿論サビという考え方もありますが、じっくりこの楽曲に浸っていくとAメロの変拍子もお洒落に嗜むことができるのではないでしょうか。

この変拍子が曲に不安定さをもたらし、別れをテーマとした曲の感情の揺れ方や、切なさを見事に表現していると言えるでしょう。

YouTubeで見かけた面白いコメント

YouTubeのコメント欄はときたま秀逸なものがありましたが、今回も面白いコメントを拝見しました。それは、奈良県発なのに海なのね。といったニュアンスでした。これは、私も目から鱗でした。奈良県は四方を他県に囲まれて海が無い訳ですが、海のない奈良県発のバンドが、「ロストシー」と題打って曲を作るのは中々面白いなと思いました。この視点に気付けた人は凄いなと思いました。

最後に

正直まだ夏は来ないですよね。春すら来ていないので、夏はまだ遠いです。ですが、また夏になったらこの曲を聴こうと思いました。私の学生時代の空気をギュッと凝縮した名曲だと思います。勿論、思い出補正もかかっていると思います。ですが、楽曲のクオリティが間違いないので、今後も色んな人に広めていこうと思いました。

以上、池ちゃんでした。